人懐っこい発達っ子(長男)の会話と個性

長男は「人懐っこい発達っ子」

長男(うおた)は軽度の発達障害がありますが、人とコミュニケーションをとること自体は嫌いではありません。
人見知りもほとんどせず、知らない人に話しかけられてもへっちゃら。そのたびにぼくのほうがハラハラしてしまうこともしばしばです。

知らない人に話しかけられてもニコニコ

お出かけのときのうおたは、キョロキョロと周囲を見回しながら歩きます。
目をキラキラさせ、歩くスピードもついつい早くなって、「あれなに?」「楽しいね!」と子どもらしくはしゃぐ姿がとても印象的です。

その様子が微笑ましいのか、近くを通る人たちから声をかけられることもよくあります。

「楽しそうだね〜」
「パパとお出かけ?」

長女(むーちゃん)はこういうとき、ぼくの後ろに隠れてしまうタイプですが、うおたはまったく物怖じしません。
むしろ、話しかけられること自体を楽しめる性格のようです。

ただし会話は『斜め上』に飛ぶことも

とはいえ、会話のキャッチボールはまだ成熟していません。

声をかけられると、そのときに見ていたものや頭に浮かんだことから話し始め、最終的には自分の好きな話題へ一直線。マシンガントークが始まります。

「きょうは〇〇駅から□□線の電車に乗って、△△駅で降りました。」
「ジョブレイバーって知ってる? ポリスブレイバーは日産GT-Rです。」

相手の質問とは関係なく、自分の関心ごとが全面に出てしまうようです。
初めて会う人に自分の話を聞いてもらうのが、楽しくて仕方がないのでしょう。

声をかけてくれた方も、ここまで返事が返ってくるとは思っていなかったようで、
戸惑いながらも微笑ましさを含んだ表情で「なんでも知ってるね〜」と言ってくれました。
わざわざ子どもに声をかけてくれる方には、本当に優しい人が多いと感じます。

まあ、自分の好きなことばかり喋ってしまうのは、子どもらしいといえば子どもらしいのかもしれません。

突然の「あなただれですか?」事件

そんな会話の途中、突然うおたが相手を指差して
「あなただれですか?」

一瞬、ぼくのほうがドキッとします。

どうやら「名前を教えてください」と言いたかったようですが、言い方としては少し不躾です。
日常生活の中で「お名前はなんていうの?」と聞かれる経験が多かったから、
「会話するときは相手の名前を聞くものだ」という「ルール」として覚えてしまったのかもしれません。

思わずぼくが横から「『お名前なんですか』でしょ?」と口を出してしまうこともあります。
(そもそも初対面で名前を聞くのもどうなんだろう、と内心思いながら…)

この先ゆっくり育てていきたいこと

親としては、うおたの 『ストレートすぎる質問』をどう柔らかい表現に変えていけるか、日々試行錯誤しています。
せっかく声をかけてくれた方に失礼がないようにしたい。でも、会話をぼくが引き取ってしまうのもどこか不自然。いつもそのバランスを迷ってしまうのです。

そして、それ以上にぼく自身が反省しているのは、うおたの突拍子のない受け答えに対して
「相手に変に思われたかもしれない」
と、つい恥ずかしさを感じてしまうことです。

初対面の人とうおたがやり取りするとき、きっと違和感を持たれただろうな……と勝手に想像してしまう自分がいます。

でも本当は、ぼく自身が『普通の受け答え』を期待しすぎているだけなのかもしれません。
うおたはうおたのペースで、うおたの言葉でやりとりしているだけ。
もっと「ありのままのうおた」でいていいし、そうあってほしい——そんなふうにぼく自身が思えるようになりたいです。